ユリゴコロのネタバレあらすじ：起
亮介は千絵と婚約していて、父にも紹介していたが、突然連絡が取れなくなり、そんな時、職場に細野がやってきます。細野は千絵の職場の同僚で、事情があり人生が変わってしまったからもう会えないというメッセージを千絵から、亮介に伝えるよう事使って来たのだのといいます。物語はここからスタートします。亮介は膵臓がん末期となり家で余命を過ごすことになった父を実家に送り届け、実家でユリゴコロと書かれたノートを発見します。そこには、ユリゴコロ＝人が自分が一番人生で安定させられる状況と心を綴った美紗子という人物の人生が綴られていたのです。美紗子のユリゴコロは人を傷つけることでそれが快感だと、そのノートには、人を殺しても何とも思わない自分はおかしいのでしょうと何とも冷酷で、しかし孤独な悲鳴をあげた衝撃的な事件の数々が記されていたのです。
ユリゴコロのネタバレあらすじ：承
友達を川で溺死させた事件など色々あったが、その中に小さな兄弟が、妹が、道上で鉄筋のふたの下に帽子を落としてしまったので、兄が、かがんで帽子を取ろうとするまで、大学生の男性が鉄筋のふたを持ち上げていたが、その場に居合わせた美紗子は男性を手伝うふりをして、一緒にふたを持ち上げていたが、兄が帽子が取れた瞬間に、ふたをわざと手放し、兄弟の兄の頭にふたが落ちて血まみれになって死んでしまい自分が殺してしまった事件が書かれていたのです。そして美紗子は勤めていた、就職先もやめて、夜な夜な外の繁華街を出歩く生活を続けて、街で出会った男性と性交渉をしてお金を得るという、生活を送るようになります。
ユリゴコロのネタバレあらすじ：転
ある日の夜、洋介と出会い、いつものようにお金のために性交渉をして援助交際をしようとするが、彼は今までの男性とは違い、性交渉はせず、お金を渡して、ご飯に連れて行ってくれて、いつしか孤独な美紗子の心を救います。しかし、美紗子は過去に犯した事件で、あの鉄筋のふたを持ち上げた大学生の男性が洋介だと知ります。洋介は、傷害罪で逮捕されて、それ以来ずっと、その事で自分の生きてることが申し訳ないと苦しみ続けていたのだという胸のうちを美紗子に明かして,美紗子は驚いて、心が締め付けられます。前に援助交際していた男性の子を妊娠したのをきっかけに美紗子と洋介は結婚します。幸せも束の間、美紗子を妊娠させた過去の相手が美紗子を訪ねてきて、美紗子は洋介に内緒でその人をまた殺めてしまいます。美紗子は自分がまた人を殺めたことで何も変わっておらず、過去の事件で洋介を苦しめていた自分を責めて、子供と一緒に川に飛び込み、心中をしようとするが、洋介は美紗子を助けます。そして、二度と子供の目の前に現れないようにと言い放ち、2人は別れます。
ユリゴコロの結末
このノートを書いたのは亮介の母だったのです。最後にノートに自分の人生を懺悔の気持ちから謝罪して残したノートだと父からそう知らされます。一方で、千絵の事使いを預かってきたのは細野でしたが、細野の正体は、洋介と別れた後、整形をして、別人となって第二の人生を歩むことにした美紗子だったのです。二度と現れないという約束でしたが、千絵を救うために、やってきて偶然、亮介と巡り合ったのです。美紗子は洋介と亮平の幸せをずっと願っていたのだといいます。全てを知った亮平は、千絵を救ってくれたことを感謝して、父が膵臓がんであと２，３日も生きられない状態であることを伝え、父に会ってあげてほしいと頼みます。美紗子と洋介は30年ぶりに病院のベットで顔を合わします。ここで終わり、映画の幕は閉じます。